本。

6年くらい前から参加しているある集まりがあって、宗教とかではないんで心配はご無用ですが、そこの御大みたいな人が地方から出てくるというので、久しぶりに会に参加しました。
今月は遊ばない予定だったんですがねー、かなりもう、何年ぶりみたいな話なので。

男女比4：6、年齢は26-48くらいの感じの集まりなんですけど、集まるともう、年とか関係なく全員が文学少年・文学少女なんです。
みんな読書量が半端じゃないの。まぁ元々そういう類の集まりではあるんですが。
「○○の新刊読んだ？」「いや、まだ」「でも○○もやっぱりどうしてもデビュー作は超えないよね」「そういえば最近■■を読みなおしててさぁ」「あー、■■の、『　　』読んだけどイマイチだったなぁ」「あれは違うんだよ！先に『　　』の方を読んでみてよ！」
みたいな。
私は最近本が読めていないので、新刊の話題にはちょっとついていけなくて残念だった。
しかしそんで、更にすごいのが、この人達は読書だけじゃなくて、この人は映画を年に365本以上みてるんじゃないかって人とか会社休んでロケット打ち上げ観に行った人とか、ものすごくパソコンに詳しい人とか70年代ミュージックシーンの話とかナノテクの話を聞かせてくれる人とか、話題が豊富で黙って聞いていても全然飽きません。
お勧めの本もまた沢山教えてもらってきたので、早く受験を終わらせていっぱい読みたい。

本の話ということで、私の一番好きな小説は、まぁ誰も聞いてませんが、好きってのとはちょっと違うのかもしれないけど、一番記憶に残る小説、一番泣いた小説というのはカフカの『変身』です。ベタだけど。
映画とかドラマではすぐ泣くんだけど、本読んで泣くことって滅多にない。でもこれはもうすごい、恥ずかしいくらい泣いた。
「朝起きたら虫になってた話でしょ？」くらいで読んでないという方には是非読んでいただきたいとは思うものの、読んで鬱になっても責任は取れないのであんまり勧めない。

BGM：NO SLEEP ’TIL FAMOUS(The MERRYMAKERS)